地球よりも自分にやさしいかを考えよう!

省エネやCO2削減を謳う商品は、環境という極めて抽象的かつイメージ(地球にやさしいとか)でしかないような付加価値がついてきます。そしてその分だけ割高(あなたの財布にはやさしくない)という事実を、まず最初に踏まえておきましょう。

設備投資に対する回収率

一部装飾目的の照明器具などを除き、LEDや太陽光パネル・蓄電池などの省エネ商材は、回収率こそが最も重要な指数かと思われます。しかしながら、この手の環境を謳った商材は「安物買いの銭失い」とか「ただただめっちゃ高い」など、設備投資に対する回収率が悪すぎるケースがほとんどです。

回収率の算出をまったくしていない、もしくは超テキトー、、そんなお客様をよくみかけます。このページでは、事務所でよく使われている蛍光灯をLEDに交換する場合を例に「下手に高すぎず、安くても後で困らない、賢い選び方」を説明します。

LED蛍光灯(直管40Wタイプ)の場合

蛍光灯をLEDに交換するには4つの方法があります。

① 工事不要の電源内蔵ランプに交換
② 工事不要の電源内蔵ランプに交換・バイパス工事有
③ 電源別付ランプに交換・工事有
④ 器具ごと全部交換・工事有

一番安く手っ取り早いのが①ですが、どの電気工事業者さんもおススメしていません。蛍光灯の器具の中には必ず「安定器」が装着されています。「工事せずにLEDにする」ということは、そのLED用とは関係ない古い安定器のために電気を消費することになるので、LED販売業者が謳うほど消費電力の削減にはなりません。加えてLEDよりも前に安定器が故障する可能性も高く、その時にはLEDランプは正常でも明かりが点かなくなったり、はたまたランプ自体の故障にも繋がりかねません。それこそ目先の回収率に目がくらみ、一番損するリスクが付き纏う方法と言えるでしょう。

工事不要の電源内臓ランプはネット通販で超お安く販売していますが、なにも安いからと言って粗悪かといったら、最近はそうでもありません(昔は粗悪なのも多かった)。ただし「工事不要」と謳ってはいながらも、説明書には「できれば安定器を外しす工事(バイパス工事)をして下さい」と、書かれていることが多いです。その通りに「工事不要」のランプを「工事」して設置すれば、安くても品質的になんの心配もありません。これが②の方法になります。

③④の方法は(節約とか最低限の品質は当然として)それ以外の方向性に満足を求めるお客様向けです。「③俺ん家のLEDは電源とランプがセパレートのこだわり品質だぜ!(見ても分からんけど、、、)」「④器具から全部新しくなって超スッキリ!はぁ~ん、E気持ち♪」などといった、プラスαの付加価値と導入コストを照らし合わせた上で、選択すると良いでしょう。

まとめ(当社判断基準)
LED蛍光灯交換方法初期投資節約度工事安心感回収率
① 工事不要ランプ◎ 安い △ 無 × △
② 工事不要ランプ・バイパス工事○ ちょい割安 ◎ 有 ○ ◎
③ 電源別付ランプ△ ちょい割高 ○ 有 〇 ○
④ 器具ごと全部交換× 割高 ○ 有 ◎ ○

お気軽にご相談ください

LED以外の環境商材でもいくつかの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。それらを踏まえた上で導入すれば、想定外の損失は免れることができるでしょう。快適かつ経済的なエネルギー自給自足ライフ実現のために、的確な情報提供とご提案をさせていただきます。